難聴とは、頭部の外傷や遺伝、風疹などの胎内感染、出産時の仮死、乳幼児期のおたふくかぜなどが原因の感音性、外耳と中耳に障害がある伝音性、この二つが同時にある混合性の3種があります。
[症状]
いずれも耳の聞こえが悪く、何回呼んでも振り向かないし、何度も聞き返すことが多くなります。
また、耳の中に何かつまったような不快な感じがします。
[注意点]
「耳の聞こえが悪い」や「耳がつまった感じがする」などと思ったら、難聴を疑ってみましょう。
何回呼んでも振り向かない、何度も聞き返すときは注意が必要です。
また、おたふく風邪の合併症にも注意が必要で、難聴になる危険があります。
ムンプスウイルスに感染して起こるおたふくかぜ(流行性耳下腺炎)は比較的軽い病気ですが、怖いのは髄膜炎や難聴などの合併症を起こすことです。難聴は感染後2~3週間で発症するので、異変に気づいたらすぐに受診しましょう。
[対策]
適度な運動や食事のコントロールが出来れば難聴の予防につながります。
しかし、難聴が進んでしまった場合には、「話しかける前に肩をたたく」ことや「顔を見ながら話す」という事を心がけましょう。
[代表的な治療法]
感音性難聴は薬などで聴覚をサポートする治療を行います。伝音性難聴は一時的なものが多く、トラブルのある鼓膜などを治療すれば聴力は戻ります。また、聴覚障害は早期に発見し、聴力訓練や言語訓練などのトレーニングを早く始めることが大切となります。このようにタイプによって治療法は異なってきます。
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