鼻の病気として代表的なものは、痛みを伴う鼻炎や副鼻腔炎。また、鼻汁鼻づまりなどのアレルギー性鼻炎や出血を伴う鼻出血などがあります。
副鼻腔炎は一般的に「蓄膿症」と呼ばれ、病原菌が鼻や副鼻腔の粘膜で増殖し、炎症を起こして膿が副鼻腔内にたまる病気です。症状としては、鼻汁や鼻づまりが主で、ほかに頭が痛くて重い、頬が痛い、目の奥が痛い、痰がからむ、においがわからないといったことが起こります。風邪を引いた時に起こる場合もあります。
治療としては、粘膜の腫れを取り去り鼻汁や膿を外に出して、鼻の通気性を良くすることが基本なので、薬の内服が主になります。
アレルギー性鼻炎は、ダニの死骸や糞などのハウスダストが主な原因で起こります。主な症状として、くしゃみや鼻水、鼻づまりとなります。花粉症などの季節性アレルギー性鼻炎と違って、特定の季節だけに限って発症しないのが特徴です。
治療は、皮膚テストや血液検査で原因物質(抗原)を特定し、ハウスダストなどのアレルゲンの除去や接触の回避。また、薬による症状のコントロールが基本となります。
最近では、住宅の気密性などが向上し、カーペットやエアコンが普及したため、室内にダニやカビが繁殖しやすい状況になっています。そのためアレルギー症状を訴える患者様が増えてきています。
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