乳幼児に一番身近な病気は風邪です。
風邪に関しては、生まれてくる時に母親から免疫をもらうおかげで、生後6ヶ月ぐらいまではあまりひきません。しかし、百日咳や結核など、母親から免疫をもらえない病気は、周囲からうつる機会があると生後早い時期からかかる心配がありますので注意が必要です。
また、アレルギーに関しては、両親や兄弟などに素因を持っている人がいると、赤ちゃんもその体質を受け継いでいることがあります。アレルギー体質によってアレルギー性鼻炎や気管支ぜんそくが起こる可能性が高い場合には、早めに耳鼻科の診察を受けて診断してもらいましょう。
乳幼児の病気の始まりには、普段と違う様子や症状が出ます。
鼻水やせき、嘔吐、下痢など、目に見えたり耳に聞こえたりする症状や、熱があるときは顔が赤くなったり、抱っこすると体が熱くほてっていることで気がつきやすいものです。その他にも、何となくきげんが悪かったり、ぐずって泣いたり、食欲がなかったり、元気がなかったり、眠りが浅くてすぐに泣いて起きるなどの様子に気がついたら、熱がないか体温計で測ったり、いろんな観察しましょう。日常で大切なのが「いつもと違う」という母親の観察力になります。
とくに生後6ヶ月ぐらいまでの赤ちゃんは、高い熱が出ないまま病気が進行していることがあります。日常の何気ない行動で、いつもと違っているときには、早めに診察を受けるようにしましょう。
ここでは、耳・鼻・喉の代表的な症状と病気の簡単な解説をしていますが、病気には様々な側面があって、医師一人一人にも独自の経験と知識によった様々な対応や治療のやり方があります。必ずかかりつけの先生とご相談されることをお勧めいたします。
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